AppleがiOS、iPadOS、macOSに対して新しい緊急セキュリティ対応をリリースしました。これにより、ソフトウェアアップデートの合間にもセキュリティに関わる重要な改善点が配信されます。今回は、この新機能について詳しく解説していきます。
緊急セキュリティ対応とは?
緊急セキュリティ対応は、iPhone、iPad、Macを対象とした新しい種類のソフトウェアリリースです。これにより、以下のようなセキュリティ強化が行われます。
- Safari Web ブラウザの機能強化
- WebKit フレームワークスタックの改善
- その他の重要なシステムライブラリに対する機能強化
また、セキュリティ上の問題に迅速に対処するための緩和策としても用いられます。
対象デバイス
新しい緊急セキュリティ対応は、最新バージョンの以下のデバイスが対象です。
- iOS 16.4.1以降
- iPadOS 16.4.1以降
- macOS 13.3.1以降
自動適用の設定方法
デフォルトでは、緊急セキュリティ対応が自動的に適用されます。適用されると、ソフトウェアのバージョン番号の後に文字が表示されます(例:macOS 13.3.1 (a))。デバイスの設定を確認するには、以下の手順を実行してください。
- iPhone または iPad
- 「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」>「自動アップデート」の順に選択
- 「セキュリティ対応とシステムファイル」がオンになっていることを確認
- Mac
- Apple メニュー >「システム設定」の順に選択
- サイドバーで「一般」をクリックし、右側で「ソフトウェアアップデート」をクリック
- 自動アップデートの横にある詳細表示ボタン をクリック
- 「セキキュリティ対応とシステムファイルをインストール」がオンになっていることを確認
オフにした場合や適用しなかった場合
緊急セキュリティ対応の設定をオフにした場合や、緊急セキュリティ対応が公開された時点で適用しなかった場合、該当する修正や緩和策は後日のソフトウェアアップデートに盛り込まれてデバイスに配信されます。
まとめ
Appleが緊急セキュリティ対応を導入したことで、デバイスのセキュリティがさらに向上します。自動アップデートの設定を確認し、適切なセキュリティ対応が適用されていることを確認してください。これにより、安心してデバイスを使用することができます。
参考情報
iOS、iPadOS、macOS の緊急セキュリティ対応について - Apple サポート (日本)
緊急セキュリティ対応は、ソフトウェアアップデートの合間に、セキュリティに関わる重要な改善点を配信するものです。